会社員として靴を作り始めてから3年が経った頃、2011年のことです。
東日本大震災が起こりました。
震災という自然災害だけではなく原発事故という起きてはいけないはずの事故だったのです。
春には母の乳ガンが見つかりました。
いろいろなことを考えた結果、地元愛知へ帰郷することを決めました。
2011年の末に、会社を退社し地元に戻ることまでは決まったものの、どう働くのか。まだ悩んでおりました。
自分のやりたいこと、やれることはどこかに勤めようにも、勤め先が無いのです。
独立するにはまだ早いのでは無いかとも思いましたが
いずれやろうと思っていたこと。今始めてみよう。
そう思い、「靴logi」という屋号に決めて活動を始めました。